3月初めからスギ花粉、3月末からヒノキ花粉の飛散も終息し、4月末からのイネ科花粉症の飛散も落ち着きました。
夏場はハウスダストやダニなどの鼻汁や咳がエアコンなどにより悪化することが多い時期です。こちらも対策、治療をしないでいると悪化して極度の鼻閉、鼻汁など症状が最重症化します。
当クリニックでは各種抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬の処方はもちろん、ワセリン軟膏を処方しております。
抗原回避という点でワセリンの鼻内塗布もより効果的です。鼻腔内(鼻前庭)にワセリン軟膏を毎日朝、就寝前などに人差し指の腹に薄く付け鼻腔内に塗布し、花粉やハウスダスト、ダニの鼻腔粘膜流入・付着を減少させ鼻汁、くしゃみ、鼻閉症状の悪化を軽減することができます。
マスク装用とワセリン軟膏の鼻腔内塗布を併せると薬の量も減らせて症状を抑える効果も良いため、外来診療で患者様に特にオススメしています。
それでも鼻汁、鼻閉症状がひどく辛い内服薬などが無効な患者様には、トリクロール酢酸液の薬による下鼻甲介粘膜焼灼術を行います。(下鼻甲介粘膜をガーゼ麻酔し、両側1分程度で綿棒で下鼻甲介粘膜に薬を塗布して行います。)この方法は炭酸ガスレーザー焼灼術と同等以上の効果があり、さらに術後の鼻出血、粘膜の痂皮付着、粘膜腫脹による鼻閉症状の軽減、花粉症状の増悪時期でも施術できるメリットがあります。
気になる方はお気軽にスタッフや医師にお尋ねください。